京葉天然ガス協議会の取り組み

環境調和型の資源開発を目指して

<千葉県の天然ガス採取規制>
 天然ガス開発に伴う地盤沈下の防止を目的として、1973年(昭和48年)に千葉県と県内の天然ガス採取企業との間で地盤沈下防止協定が締結され、天然ガス井戸の削減が行われました。
 さらに、1981年(昭和56年)には、それまでの井戸削減による規制方式から、天然ガスかん水の地上排水限度量方式に変更した新協定が締結されています。

 

<地盤沈下抑制のための取り組み>
 地盤沈下の要因としては、地層の自然圧密、地下水・地下資源の採取、地殻変動などであるとされています。近年では、千葉県の地盤沈下は沈静化していますが、天然ガス採取企業は、更なる地盤沈下抑制のための取り組みを行っています。

  • かん水の地下還元
    かん水の一部を地下に戻し入れるために還元井を掘さくして、かん水の地下還元を行い、地盤沈下の抑制に努めています。
     
  • 共同研究の実施
    地盤沈下の抑制は、天然ガス開発業界全体の共通課題であることから、共同で研究に取り組んでいます。具体的には、人工衛星を利用した地盤沈下観測や天然ガス・かん水の開発に伴う地盤地下予測計算などのテーマを取り扱っています。さらに、JOGMEC(独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構)や大学との共同研究も実施しています。

社会貢献活動

 構成企業各社は、地域における様々なイベントや活動に積極的に参加するなど、地域社会と共生しながら、事業に取り組んでおります。

  

 

ヨウ素支援活動への協力

 ヨウ素は、人体の生育に必須の元素ですが、内陸国等の海産物の摂取が少ない地域においては、ヨウ素不足による発育不全等で苦しんでいる方々がいます。世界有数のヨウ素生産者である構成企業各社は、ユニセフ(国連児童基金)のヨウ素支援活動に協力しており、1997 年度(平成9 年度)から2001 年度(平成13 年度)にはモンゴル(JICA への協力)に、2006 年度(平成18 年度)から2009 年度(平成21 年度)にはカンボジアに、2015年(平成27 年)にはスリランカに、2018 年度(平成30 年度)からはマダガスカルに、千葉県と業界団体を通じた支援を行っております。

                

近隣河川の環境保全活動への協力

 構成企業各社は、天然ガス開発地域を流れる河川の環境保全活動に協力しており、地域の皆様とともに自然環境を守るため、河川周辺の清掃等にも参加しております。


 

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